親子で考える、デジタルとのちょうどいい距離

動画やゲームとの付き合い方

動画やゲームとの付き合い方

現代では、スマートフォンやタブレット、ゲーム機は、子どもたちの身近な存在になっています。
動画やゲームを楽しむ時間は年々増加し、小さな子供でも直感的に操作できるコンテンツが増えてきています。
食事やお出かけの準備をしているとき、動画やゲームをして静かにしてくれているととっても助かりますよね。

便利な反面
・気づいたらずっと動画を見ている
・ゲームばかりで他のことをしたがらない
そんな悩みを抱える保護者の方も多いのではないでしょうか。
一概に悪いものではありませんが、重要なのは「付き合い方」です。

「完全にNG」ではなくルールとバランスを

動画やゲームを完全に禁止してしまうと、かえって子どもが隠れてみたり、執着を強めたりすることも。
まずは、「どうして子どもが夢中になるのか?」を親も理解して、その上で一緒にルールを決めていくことが大切です。

たとえば、

・「見る時間帯」や「1日の視聴時間」を決める →「おやつのあと30分まで」「寝る1時間前は見ない」など、生活リズムを崩さない範囲で。
時間になったら自分で終わる経験を通して、自己コントロール力が少しずつ育ってきます。
子どもにだけ制限を求めるのではなく、
「ママも〇時以降はスマホを触らないようにしてるよ」といった親の姿勢を見せることも信頼につながります。

・「見る内容」にも目を向ける →教育的なアニメや、親子で一緒に楽しめる動画を選ぶことで、視聴が学びにもつながります。
激しい音や刺激の強い映像よりも、色彩やテンポが穏やかで内容がわかりやすいものが安心です。

・「使ったら終わり」ではなく、コミュニケーションを →「どんな動画を見たの?」「今日のゲーム、どこまで進んだの?」など子どもとの会話のきっかけにしてみてください。
感情表現を促すために「どこが一番おもしろかった?」「びっくりした場面はあった?」と聞くのも効果的です。

まとめ

子どもが夢中になる動画やゲーム。上手に取り入れれば、学びや楽しみの幅を広げてくれる存在にもなります。
大切なのは、「使いすぎないこと」よりも「どう使うか」。
親子で話し合いながら、その子に合ったルールとバランスを見つけて行きましょう。