①「言い方ひとつ」で、子どもの反応は変わる?
朝の支度中に「早くして!」とつい声を荒げてしまうこと、ありませんか?
同じ内容でも、言い方を少し変えるだけで、子どもの表情や行動がぐっと変わることがあるんです。
今回は、そんな言い換え術をご紹介します♪
② 子どもが笑顔になる「言い換え」3選
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「ダメ!」 → 「こうしてくれると嬉しいな」
例:おもちゃを投げたとき
×「投げたらダメでしょ!」
○「おもちゃは優しく使ってくれるとママ嬉しいな」 -
「早くして!」 → 「〇〇しに行こう!」
例:朝の準備
×「早くしてって言ってるでしょ!」
○「玄関のおくつさんが待ってるよ!行ってみようか!」
○「昨日のお花はもう咲いてるかな?見に行こう!」 -
「また失敗したの?」 → 「挑戦したね!すごい!」
例:積み木が崩れたとき
×「また倒れちゃったの?」
○「高く積めたね!あと少しだったね~!」
子どもは、目の前のことに夢中になりやすいため、次の行動へ切り替えることが難しいことがあります。
そんなときは、ご紹介したようなこれから先の見通しが具体的に想像できる言葉に言い換えてみましょう。
③ うまく言えない気持ちに、耳をすませて
いつもはできているのに、その日だけグズグズする。
そんなときは、体調や気持ちの変化があるのかもしれません。
まずは、顔色や体調を確認し、念のための心づもりなどをしておくと安心です。
体調でなければ、気持ちに寄り添って声をかけてみましょう。
「なにか困っていることある?」「今日はどんな楽しいことがあるかな?」と園での楽しい記憶を思い出させるよう促してみるのも◎
まだ言葉で上手に伝えられない年齢でも、気持ちを理解しようとする姿勢はきちんと伝わります。
時には一緒に過ごしてあげることで、「本当に困ったときは、ママが分かってくれる」という信頼にもつながります。
そして「早く!」「なんでできないの!」などの否定的な言葉はNG!
子どもは大人の言葉から、自分の価値や人との関わり方を学んでいきます。
やさしい言葉で気持ちに寄り添ってもらった経験が、やがてその子のやさしさとなっていつか誰かを思いやる力になります。
④ 小さな言い換えが親子の関係をやわらかくする
子どもとの日々は、予想外のことの連続。
伝え方を少し変えるだけで、親子の心がふっと軽くなる瞬間があります。
大切なのは、「できたかどうか」より「気持ちが伝わったかどうか」。
その小さな工夫が、笑顔のきっかけになるはずです。