妊娠中のタバコやアルコールは危険!ママと赤ちゃんに大きな影響がある

2020.12.05

 

男性だけでなく、若い女性でも食事中にお酒をたしなむ人や、喫煙する人が多くいます。

そんな女性が妊娠をしたときに、タバコやアルコールがお腹の赤ちゃんにどのような影響を与えるか、気になりますよね。

もしくは、妊娠していると気がつかず飲酒や喫煙してしまったと、慌てるママもいるのではないでしょうか?

そんな妊娠中のタバコとアルコールについての疑問やリスクを紹介していきます!

ママと赤ちゃんへのアルコールの影響は?

 

 

妊娠中にアルコールの摂取を続けていると、生まれてくる赤ちゃんにさまざまな悪影響が出ることが知られています。

もっとも有名な異常が「胎児性アルコール症候群」です。

これは、妊娠中にアルコールを摂取することによっておこるさまざまなトラブルの総称で、最悪の場合には流産や死産しまいます。

また無事に生まれてきても、赤ちゃんに重大な先天性異常が生じる可能性が高くなります。

現在、赤ちゃんに影響を与えないアルコールの安全な量というはありません。

ほんの少量の飲酒でも、この胎児性アルコール症候群を患ったという報告例が複数報告されています。

妊娠超初期のアルコールは赤ちゃんに影響も

 

 

胎盤が形成される妊娠4週目までの飲酒は心配ないとも言われていますが、アルコールによるリスクは常にあります。

とくに、4週目~11週目は赤ちゃんの体の主要な器官を形成する大切な時期です。

この時期のアルコールによる影響は、赤ちゃんんお正常な発育を阻害することがわかっています。

さらに主要器官が形成されたあとの11週以降も、中枢神経への障害や胎児発育遅延など、赤ちゃんの成長に大きな障害を引き起こしてしまうのです。

お腹の赤ちゃんを守り健康に育むためにも、妊娠期間通してアルコールは厳禁ということですね。

 

飲酒を続けていると胎児性アルコール症候群に

 

 

妊娠中ママが飲酒を続けていると「胎児性アルコール症候群」になる可能性があります。

この病気は治療法がなく、子どもに重篤な障がいを背負わせることになります。

胎児性アルコール症候群を患った子どもの多くが、ADHD(注意欠如、多動症)やASD(自閉症スペクトラム症)などの発達障害を背負ったり、外見に特徴的な症状も出ます。

また、発育不良による栄養障害や脳の障がいによる難聴や歩行困難など、身体的な影響が出てしまうのです。

妊娠初期や安定期の少量のアルコールなら大丈夫だろう考えるママもいますが、妊娠期間を通してごく少量のアルコールの摂取でも胎児性アルコール症候群を発症した事例も多く報告されています。

生まれてくる赤ちゃんの健康やリスクを考えると、妊娠を希望するママはとくに、アルコールを控えるとよいですね。

妊娠中にタバコを吸うことの危険性と影響は?

 

 

タバコにはさまざまな有害物質が含まれていることは知られています。

とくに健康被害が出るとして問題なのが、ニコチン一酸化炭素です。

ニコチンには強い依存性があり、専門の外来が作られるほど簡単に止められるものではありません。

妊娠前から喫煙習慣があると「胎児に悪影響だとわかっていながら禁煙できない」と苦しむことになり、精神的にも身体的にも母体や赤ちゃんにも悪影響です。

また、パパや同居の家族にタバコを吸う習慣がある場合にも、赤ちゃんに影響が出ますよ

 

タバコは早期破水などママに大きな影響を与える

 

 

一酸化炭素も妊婦さんが摂取すると母体内の血中酸素が不足します。

その結果、子宮や胎盤などの血液循環が悪化して早期破水や流産、早産などのリスクが大幅に高まります。

さらにこの一酸化炭素はママからの血液を通して赤ちゃんに伝わり、酸欠状態にしてしまいます。

赤ちゃんは常に酸欠の状態となり、これは赤ちゃんの首をしめているのと同じと言えるのです。

赤ちゃんが低出生体重児で生まれる可能性がある

 

 

また喫煙によって取り込まれる一酸化炭素は、赤ちゃんに必要な酸素だけでなく、栄養を届けることを妨げます。

そのため成長に必要な栄養が足りず、低体重児で生まれたり、障がいを負って生まれることが多々あります。

また詳細な原因は不明ですが、ママの喫煙習慣が乳幼児突然死症候群などを引き起こしやすいことが近年わかっています。

これは副流煙による二次喫煙でも喫煙と同じだけのリスクがあるので、ママだけでなく周囲にも注意が必要です。

生後すぐに病気を患っているリスクがある

 

 

喫煙の影響は生まれてきた赤ちゃんに、さまざまな問題を背負わせることになります。

身体の奇形や脳の発達異常、知能指数低下や問題行動、ぜんそくに肺炎、慢性呼吸疾患など、その影響は多岐に渡ります。

生まれてすぐに問題が見つからなくても、成長の過程で出てくることもあります。

喫煙者本人が思うよりも赤ちゃんへの被害は大きく、重篤なものなのです。

ママができる対策!赤ちゃんを守るためには?

 

 

赤ちゃんを希望する場合や妊娠がわかったら、タバコとアルコールの習慣はキッパリとやめましょう。

ママにはお腹の我が子を守る重大な責任があります。

しかし、急に習慣となっているタバコとアルコールを止めることは難しいものです。

アルコールとタバコを控えてやめるコツについてご紹介します。

妊娠を考えたらアルコールとタバコは控える

 

 

まずは基本的に妊娠を希望する場合は、早めに禁煙を始めましょう。

タバコに含まれるニコチンなどの化学物質は、一度体内に入ると何年も排出されません。

つまり妊娠前に摂取したタバコの成分は、そのまま赤ちゃんに流れてしまうのです。

また、家族が喫煙をしている場合には、同様のリスクが発生します。

少しでもリスクを減らすためにも、妊娠を希望する場合は、ママも家族も禁煙をしましょうね。

アルコールは妊娠中と産後の授乳期には控えるものですが、毎日お酒を飲む習慣があるママは、妊娠前から少しずつ控えて禁酒に慣れるのがおすすめです。

甘酒などのアルコールを含む食品には十分注意!

 

 

ビールやワイン、日本酒などのお酒以外にもアルコールが含まれる食品は避けるようにしましょう。

調味料でもあるみりんもアルコールが含まれているので、妊娠中や授乳中は使用を避けるとほうがよいですよ。

また、近年健康や美容によいとして注目される甘酒にも注意が必要です。

市販されている甘酒は、酒粕から作られたものと米麹から作られたものの2種類があります。

酒粕はお酒を絞った後に残る粕から作られているので、アルコールを含みます。

そのため、ママの健康と美容のために甘酒を飲むなら、アルコール分を含まない米麹から作られた甘酒にしましょう。

我慢できない!そんな時はノンアルコール飲料

 

 

法律上ノンアルコール飲料はお酒に該当しません。

しかし、市販されているノンアルコール飲料の中で0%と表示されていても、アルコールが含まれる商品もあります。

メーカーによっては少量アルコールを含んでいるものもあるのです。

酒税法の第二条で「アルコール分1度以上」が含まれるとお酒に、それ以下は清涼飲料水になります。

そのため「アルコール度0%のノンアルコール」と謳っていても、完全にアルコールフリーとは限らないです。

ノンアルコールもしくはアルコールフリーと書かれた飲料で「アルコール0.00%」と記載されている商品は「アルコールテイスト」の風味付けがされているだけです。

どうしてもアルコール飲料を飲みたいというママは、この「0.00%」という表示を確認して、代替品でアルコール気分を味わってくださいね。

 

タバコを吸いたくなったらお医者さんに相談を

 

 

依存性の高いタバコを禁煙といってすぐに止めるのは、とても困難なことです。

「タバコを止める!」という強い意志と環境作り、そして周囲の協力があれば禁煙をできるかもしれません。

市販のニコチンパッチやガムなどを利用する禁煙方法もあり、これで禁煙に成功する人も多くいます。

しかし日本では妊婦にニコチンパッチやガムなどのニコチン製剤を使った禁煙は、赤ちゃんへの影響があることから禁止されています。

そのため「妊娠をしてから禁煙をする」のは通常の禁煙よりも大変困難で、とてもつらい状況になるのです。

妊娠を希望するときは、妊娠予定前からしっかりと禁煙を行うことが大切です。

しかし禁煙前に妊娠がわかることもあります。

そのようなときには、妊婦さんの相談に乗ってくれる禁煙外来や産科のお医者さんに相談して、一番よい禁煙方法見つけてくださいね。

まとめ

 

 

さてここまで妊婦さんのタバコとアルコールの影響について紹介してきました。

タバコはともかく、アルコールは日常の食品の中にも多く含まれ、ママは食材の成分をチェックする必要があります。

またタバコと飲酒の習慣は一朝一夕で止められるものではなく、自分自身の意思と周囲の協力が必要です。

赤ちゃんを守り健やかに育むためにも、習慣のあるママも家族も一緒になって、禁煙禁酒を目指しましょうね。