妊娠中の坐骨神経痛どうしたらいいの?原因や対処方法を紹介!

2020.09.11

妊娠するとホルモンの影響や、赤ちゃんの成長によるママの体形の変化により、それまでになかった症状がたくさん現れます。

とくに坐骨神経痛は、痛みやしびれが症状として現れるため、多くのママが悩む症状です。

そんな妊娠中の坐骨神経痛の原因やその対処法について紹介していきます。

そもそも坐骨神経痛とは?

 

 

そもそも坐骨神経痛とは、体の中でもっとも長く太い抹消神経である「坐骨神経」がなんらかの理由で圧迫されることで電気が走るような痛みやピリピリとしたしびれなどの違和感が生じることをいいます。

坐骨神経痛の症状はさまざまですが、主には以下のようなものがあげられます。

  • 動くと腰やひざに強い痛みを感じる
  • お尻の両側、もしくは片側の痛み
  • 悪化すると、痛みやしびれが足にまで広がる
  • ふくらはぎの張りや締め付け
  • 足全体の灼熱感や冷感
  • 立っていると痛みが強くなり立っていられない

この坐骨神経痛は疾患ではなく、これらの症状を総称して指しており、一般的にはヘルニアや外傷、運動不足などの別の原因があって起こるとされています。

 

妊娠中に坐骨神経痛になる原因は?

 

 

坐骨神経痛は誰にでも起こる症状ですが、とくに女性は妊娠中に症状が出ることが多くあります。

妊娠中に坐骨神経痛になる理由をまとめました。

 

妊娠してお腹が大きくなったから

 

 

お腹が大きくなってくると、それに合わせて骨盤が広がりバランスを取るために腰を反った体勢となります。

常に背中を沿っている状態は腰への負担も大きく、また膝関節に炎症がおきるなどして、坐骨神経痛を起こすこともあります。

そのため妊婦さんは坐骨神経痛になりやすいのです。

 

妊娠による骨盤の変化

 

 

この骨盤の変化は「リラキシン」という女性ホルモンの働きが関係します。

リラキシンは出産に向けて骨盤を広げようとするもので、恥骨結合を緩めたり、骨盤の靭帯を緩めたりする働きがあります。

これにより、たとえば背骨などを支える筋肉が過剰に緊張し、神経を刺激したり、圧迫したりすることで痛みが出現することがあります。

筋肉も普段使わない部分にずっと力が加わっているので、腰回りが硬くなり神経を圧迫します。

 

ホルモンバランスの乱れ

 

 

妊娠によってホルモンバランスが変化して、身体的にも精神的にも不安定になることがあります。

妊娠出産のために分泌されるさまざなな女性ホルモンですが、妊娠をしていないころと比べると、ホルモンバランスが乱れた状態になります。

とくに前述のリラキシンとプロゲステロンは、体を支える関節や軟骨の筋肉を緩める作用があり、これによって骨盤や仙骨が緩んで坐骨神経に触り痛みとなるのです。

 

妊娠中に坐骨神経痛になったときの対処方法とは?

 

 

お腹が大きくなるにつれて坐骨神経痛になる理由がわかったところで、痛みを長い期間を我慢するのはとてもつらいことです。

妊娠中に坐骨神経痛になったときの対処法をご紹介します。

 

病院を受診し症状に合った薬を処方してもらう

 

 

痛みがある時は、整形外科やかかりつけの産婦人科、ペインクリニックなどの診察を受けましょう。

坐骨神経痛は症状であり、それが起こるなんらかの原因が隠れています。

まずはお医者さんで診察を受けて原因に合わせて、妊娠中にも使える外用薬をふくめた処方薬や、ケアの方法を知りましょう。

少しでも違和感を感じたら早め早めの対処で、出産後にも出やすい坐骨神経痛への対処も楽になりますよ。

湿布や注射で痛みをピンポイントで緩和

 

 

お医者さんで処方されたお薬以外で、シップを張ったりペインクリニックなどで傷む神経をブロックする注射を打ってもらうのもおすすめです。

ママや赤ちゃんの状態によってはお薬での対処ができない場合があります。

その際には、専用のコルセットや固定ベルトで腰の負担を軽減し、痛みを緩和する方法をとられることもあります。

 

マッサージを受ける

 

 

凝り固まった筋や筋肉をほぐすのに、マタニティマッサージがおすすめです。

名前の通り妊婦さんのためのマッサージなので、お腹に負担をかけず、固まった股関節や腰などをほぐしてくれます。

一般的なマタニティマッサージやエステを行うサロンだけでなく、産婦人科でも行っている場所があるので、かかりつけのお医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。

凝り固まった関節や筋肉をほぐすだけでなく、妊娠のよって負荷のかかった背骨などのバランスを整える、ママのケアにも繋がりますよ。

 

妊娠中にできる対処方法は?

 

 

坐骨神経痛を感じたら、すぐに病院で受診するの当然ですが、それ以外に自分でできるケアもあります。

もちろん、お腹の赤ちゃんやママの体調を優先して、できる範囲で試してみてください。

 

眠るときは腰が楽な体勢で

 

 

普段の姿勢が悪いと骨盤や背骨に負担がかかり、痛みが悪化する恐れがあります。

たとえば、仰向けに寝て体重を分散させるようにすると腰への負担が軽減できますが、お腹が大きくなってくると逆にしんどくなります。

そのときには横向きで腰が楽なようにクッションやまくらを腰の下にや膝の下に入れるとよいでしょう。

このとき大切なのは「自分が楽な姿勢」であることなので、お腹が大きくても仰向けで寝る方が腰が楽と感じるなら、そのままでも大丈夫ですよ。

 

普段の姿勢を意識する

 

 

椅子に座るときに深く座り背もたれにもたれたり、クッションを当てるのも方法です。

円座クッションなどで体重を分散しつつ腰を安定させるものや、出産後にも活躍する授乳クッションは、大きなおなかを支えるクッションとしても活躍します。

ほかにも、歩くときには腰をそらしすぎないように、少しだけ前傾にしつつ肩を後方に引いて、首を伸ばすように、まっすぐな姿勢を意識すると重心を保ちつつ腰への負担を軽減してくれます。

また妊婦さん用のコルセットや固定ベルトなどで腰を支えるのも、楽になりますよ。

 

身体を温め血行をよくする

 

 

妊娠すると、運動量が減ったりおなかの赤ちゃんを守るために脂肪が増えて冷えやすくなります。

冷えすぎると筋肉が凝り固まり、よけいに痛みが増しつらくなります。

そうならないために、半身浴で血行を促進したり、温タオルを腰や膝に当てて温めるなどをするのもおすすです。

このとき、温めたときに余計に痛いが増すようであれば、炎症を起こしている可能性がるのですぐに温めるのを止め、病院を受診してください。

 

散歩やストレッチで筋肉を落とさない

 

 

固まった筋や筋肉が影響する坐骨神経痛ですが、これを解消するためにストレッチやヨガ、ピラティスなどで、柔軟性とお腹をしっかりとささえる筋肉を作ることもおすすめです。

また妊娠をすると運動不足になりがちで、むくみや腰などの不調をおこしやすくなります。

坐骨神経痛対策だけでなく、運動不足の解消や出産時の体力作りにも運動はおすすめです。

ママやお腹の赤ちゃんの状態によっては運動を避けるべきときもありますので、事前にお医者さんに運動の可否について相談をするようにしましょう。

 

まとめ

 

 

多くのママが経験する坐骨神経痛は、場合によっては出産後にも続くことがあります。

赤ちゃんの成長とともにママの体が変化するなかで、少しでも対策をとって穏やかな妊娠期間を過ごせます。

日常生活の中で悪化予防を心掛けることで、うまく付き合っていくことが必要ですね。