妊娠中の便秘を解消する方法とは?知っておきたい妊娠中の便秘解消法5選

2020.08.27

妊娠期間中は体にいろいろな変化が起こります。

つわりや倦怠感、貧血など、普段とは違う体に困ることもある中でもとくに多い悩みが便秘です。

気軽にお薬を飲むことができない妊娠中だからこそ、安心安全に便秘を解消する方法を知りましょう!

 

なぜ妊娠中は便秘になりやすいの?

 

 

普段から便通が快適な人でも、妊娠をすることで便秘になってしまうことがあります。

妊娠中はさまざな体の変化や体調によって、妊娠をしていないころと比べて筋肉の弛緩が起こり、腸の働きが弱ることで排泄が滞り便秘になるのです。

大きいな要因としては以下の4つがあげられます。

 

女性ホルモンの変化

妊娠中は通常よりもホルモンバランスが崩れてしまい、さまざまな影響を母体にもたらします。

この妊娠中に多く分泌されるプロゲステロンとエストロゲンが、妊娠中の不安やいらいらといった感情の不安定さや、便秘や倦怠感、つわりといった肉体的な不調を引き起こします。

肌荒れや腰痛などもふくめて、妊娠中は腸の働きを弱めてしまい、便秘になりやすくなるのです。

 

子宮が腸を圧迫するから

妊娠5カ月ごろを過ぎると、外見からでもお腹が大きくなってきていることがわかり、早いと胎動を感じる時期です。

このとき胎児の成長に合わせて子宮がどんどん大きくなり大腸が圧迫され、その影響により便秘になりやすくなります。

 

運動不足と筋力不足

妊娠をして体が赤ちゃんを育てるように変化していく中で、体調が優れなかったり、貧血気味になったり、さまざまなつわりの症状で思うように動けなくなっていきます。

妊娠によってなかなか思うように運動ができず、慢性的に運動不足になる妊婦さんも多いでしょう。

またお腹が大きく張り出す妊娠後期には、子宮が血流を圧迫したり水分を保持するホルモンが多く分泌される影響もあって、手足がむくみやすくなります。

これらの血液や水分の循環が悪くなることも、便秘になる原因の一つです。

 

ストレスなどでメンタルが不安定に

 

 

妊娠中はホルモンバランスの乱れの影響や、体の変化への負担から、精神的に落ち着かず不安定になる「マタニティブルー」になりがちです。

普段元気な人でも妊娠中は心身ともに大きな変化がおこり、普段とは違う状態に不安を感じたり、ママになることや出産そのものへの不安などから、精神が不安定になる人も多くいます。

これらのストレス要因が重なってホルモンバランスと自律神経が乱れ、結果的に心身の不調や便秘につながります。

このように、妊娠中は便秘になりやすい状況が整っていると言えるのです。

 

妊娠中の便秘解消法5選

妊娠中の便秘を解消する方法を5つご紹介します。

いろいろな方法がありますが体調や自分が続けられる、やりやすいと思う方法を試してみてください。

 

(1)水分を多く摂取する

 

 

女性が一日に飲むとよいとされる水分量は約1.5Lですが、妊娠中は2~2.5Lほど飲むのがよいとされています。

たっぷりの水分はママの脱水を防ぎ、腸を活性化し便秘解消を促すだけでなく、血液をサラサラにしてママの栄養や血液を赤ちゃんに十分の量を届けるだけでなく、健康な羊水を作ります。

便秘の解消と赤ちゃんへが快適な環境作りのためにも、妊娠中はたくさんの水分を摂るようにしましょう!

水分はカフェインレスのものや軟水などを一度に大量に飲む必要はないので、こまめに水分補給をすると楽に飲めますよ。

 

(2)普段の食事を見直す

 

 

普段の食生活も便通に強く影響します。

とくに妊娠中はママが食べる食事の栄養はダイレクトに赤ちゃんに届き、その成長に関係しています。

妊娠中のダイエットのために極端な食事制限をすれば、かえって便秘を促したり大事な赤ちゃんの健康を阻害します。

根菜や豆類、キノコ類などは不溶性食物繊維。ワカメや大麦、果物などには水溶性食物繊維がそれぞれ含まれています。

不溶性食物繊維で便の量を増やし腸の動きを活発にし、水溶性食物繊維で腸内環境を整える働きがあるので、これらをバランスよく摂取することで、便秘の解消に繋がるのです。

白米を麦ごはんや五穀米に変える、海藻サラダや果物を加えるなど、食生活を見直してはみませんか?

 

(3)乳酸菌やオリゴ糖を摂取する

 

 

食物繊維が大腸の善玉菌のベットとして環境を作るものなら、ヨーグルトなどの発酵食品に含まれる乳酸菌やオリゴ糖は繁殖を促すご飯です。

1日100g程度を目安に継続的に摂取することで、徐々に腸内に善玉菌が増えて活動的な腸を作り、便秘が解消されていきます。

ママの腸内環境はそのまま赤ちゃんの腸内環境にもなると、近年の研究でわかってきました。

ストレスを溜め込まず、健全な腸内環境を作ることは、妊娠中の便秘や肌荒れ、むくみなどの悩みの解消だけでなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にも繋がるのです。

 

(4)体操やストレッチなどの軽い運動をする

 

 

そもそもスムーズな排便を促すには、いわゆるインナーマッスルを鍛えることもおすすめです。

とくに子宮や腸などの内臓を支える骨盤底筋を鍛えることで、妊娠中の腰痛や便秘の解消だけでなく、出産後の尿漏れ対策にもなります。

妊娠中は体を動かすことは億劫になりがちですが、軽い運動をするだけでも血液の循環をよくし、腸を活発にして便通やむくみの解消にもなりますよ。

軽いストレッチやマタニティヨガ、マタニティスイミングがおすすめです。

ただし安定期前やママや赤ちゃんの状態によっては運動を控えるほうがよい場合もあるので、お医者さんに相談するようにしてくださいね。

 

(5)お腹のマッサージをする

 

 

上記のものを試してみてもなかなか改善しないのであれば、優しくおなかをマッサージするのも方法です。

しかし素人知識で行うとお腹の赤ちゃんへの刺激が強すぎたり、注意が必要な場合が多いので必ずお医者さんに相談し、正しい方法とタイミングを聞いてからお試しください。

 

 

妊娠中に便秘薬は服薬しても大丈夫?

 

 

いろいろ試してみたけれど便秘が改善されず、ついつい便秘解消のお薬に頼りたい、そう思ってしまうこともあります。

しかし自己判断で妊娠中の服薬はママにも赤ちゃんにもリスクしかなく、大変危険です。

どうしても便通が改善せず便秘が苦しい場合は、かかりつけの産婦人科医さんに相談し、お薬を処方や処置をしてもらいましょう。