妊娠中の飲酒の影響は?赤ちゃんに与えるリスクとは

2020.09.12

お酒が好きな人や、食事のときに飲酒をする女性も多いですよね。
そんな女性が妊娠したとき、お酒はどうしたらよいのでしょうか。

今回は飲酒のよってアルコールを摂取することが、赤ちゃんにどのような影響を与えるかについてまとめました。

妊娠中に飲酒をするとどんな影響がある?

 

 

「妊娠中のアルコールはダメ」と言われていますが、具体的な理由はご存じですか?

実際に、どんな影響があるのかをご紹介します。

 

早産や流産の原因になることがある

 

 

まず妊娠中の飲酒はママにどのような影響を与えるのでしょうか?

そもそも女性は男性にくらべて個人差があっても比較的アルコールの代謝能力が低いと言われています。

そのため体内にアルコールが残りやすく、血中のアルコール濃度も高くなりやすいのです。

この体内のアルコールが代謝されるさいに作られる有毒の「アセトアルデヒド」という物質に分解されます。

このアセトアルデヒドは胎盤を通して赤ちゃんに届き、細胞の増殖や正常な発達を阻害することがわかっています。

そのため、妊娠中にアルコールを摂取すると、自然流産や早産のリスクが高くなるのです。

 

飲んだお酒がお腹の赤ちゃんに影響する

 

 

飲酒の最大のリスクとして知られるのが、胎児性アルコール症候群(FAS)です。

アルデヒドの影響で胎児の発育遅延や中枢神経障害、脳障害などさまざまな問題を抱えるリスクがあります。

またこのFASになると、出産後の赤ちゃんの顔に特異的な奇形が症状として現れます。

出産時の低体重や、栄養不足、小頭症や平らな顔などの特異的な顔貌がでます。

成長と共に外見的な特徴は目立たなくなりますが、発達障害による精神科的な問題が分かってくることもあります。

 

生後の赤ちゃんにも影響する

 

 

出産後の授乳期間中も飲酒は避けましょう。

血液中のアルコール濃度とほぼ同じ濃度の母乳を赤ちゃんに飲ませることになり、になることがわかっています。

厚生労働省の発表では授乳中の飲酒は「乳児の発達を阻害する」としていますが、正確にどのぐらいのアルコール濃度、飲酒量から影響するのかというデータはありません。

また飲酒によって母乳の分泌を促すプロラクチンというホルモンが抑制されて、量が少なくなることも知られています。

完全母乳や混合での授乳を希望するママは、大切な赤ちゃんのためにも飲酒は避けるのが望ましいのです。

 

どれくらい飲酒しても大丈夫?

 

 

お医者さんによっては、多少の飲酒をしても数時間時間をあけてアルコールを代謝してしまえば大丈夫と言う人もいます。

しかし、アルコールの分解代謝にはその日の体調や個人差があり、自分自身で「完全にアルコールが抜けた」という確証を得ることはできません。

酔っている感じがなくなっても、血中にはアルコールが残っているのです。

過剰なアルコールは脳の中枢神経を破壊したり、うつ病などの精神疾患を患うリスクを上げます。

先輩ママの中にはグラス1杯の飲酒なら問題がなかった、という人もいます。

知らずにアルコールを含む食品を食べてしまった、ということでもあります。

しかしごく少量の飲酒でも、胎児や赤ちゃんに影響が出てしまった例もあるので、妊娠が分かった時点での禁酒をおすすめします。

 

カフェインの摂りすぎにも注意!

 

 

アルコールと並んで妊娠中に摂りかたの注意が挙がるカフェインですが、禁止というわけではありません。

ただし、妊婦がカフェインを取り過ぎることにより、早産や赤ちゃんが低体重となるなどの、健康リスクが高くなる可能性があります。

アルコールほど厳しく禁止というほどではありませんが、カフェインもほどほどにするのがよいでしょう。

まとめ

 

 

妊娠がわかったら、大事な赤ちゃんとママの体のためにお酒は控えましょう。

ママだけが禁酒を頑張るのではなく、一緒に親になるパパにも協力してもらうのもいいかもしれません。

それでもお酒が飲みたい!と思うときは、かかりつけのお医者さんや助産師さんに相談してくださいね。