赤ちゃんが結膜炎になったときは?原因や対処法、病院はどうすればいい?

2020.11.12

 

赤ちゃんの目がいつもと違う。しきりに目を気にしたり違和感があるのは、結膜炎の可能性があります。

赤ちゃんの目のトラブルは何科に行けばよいのでしょうか。

突然のことで心配になるママも多いでしょうが、冷静に対処すれば大丈夫ですよ。

 

結膜炎の原因と症状は?

 

 

結膜炎の特徴として、目が充血している、涙目で目やにが多いことのほかに、赤ちゃん自身も違和感にぐずったり目をこすったりと不快感を表すことがあります。
赤ちゃんがしきりに目を気にするようなら、まずはどのような症状が出ているのかを確認しましょう。
結膜炎には種類があります。それぞれ対処法や注意することが違いますので紹介していきます。

 

細菌やウイルスなどの外的要因

 

 

赤ちゃんに多い結膜炎は「ウイルス性結膜炎」です。
目に異物や細菌が入り、ウイルスに感染することで結膜炎を発症するもので、乳幼児期にもっとも注意すべき結膜炎と言われています。
目の充血がひどく、まぶたが腫れて発熱などの症状が出るのが特徴です。
片目ずつ発症するので、片目に違和感があればすぐに病院へ行くと早く改善します。
このウイルス性結膜炎を発症している状態のまま放置をしたり治療が遅れると、重症化して黒目に後遺症が残る可能性があるので、赤ちゃんの目に違和感を感じたらすぐに病院へ行きましょう。

 

アレルギーでなることも

 

 

特定の季節や場所で目に違和感が出る場合は症状が出る場合はアレルギーの可能性があります。
アレルギーは体内に異物が入り込もうとすることで排除しようとする免疫機能が敏感に反応し、人体にはそれほど害がないものも排除しようと働きのことです。
赤ちゃんよりは3~4歳ころに発症しやすいといわれていますが、近年では乳幼児でも発症することが確認されています。
アレルゲンは大人と同じように特定の植物やハウスダスト、動物などがあるので、アレルゲンを病院で特定して避けるようにすることが大切です。

 

黄色い目やにや赤い目に注意

 

 

通常は赤ちゃんでも白や薄い黄色っぽい目やにが出ますが、結膜炎になっていると黄緑色や濃い黄色、緑色の目やにが出ます。
あわせて白目の充血や腫れがあり涙が多く止まらないという特徴があります。
赤ちゃんの場合は合わせて発熱などの全身症状出る場合もあるので、顔を拭くさいに目の様子だけではなく目やにの色を確認することも大切ですよ。

 

結膜炎の種類

 

 

結膜炎は雑菌などから感染する「細菌性結膜炎」やアレルゲンによる「アレルギー性結膜炎」、注意が必要な「ウイルス性結膜炎」が多くそのほかに「プール熱(咽頭結膜熱)」などがあります。
どれも放っておくと目に障がいを残してしまう可能性があるので、注意が必要です。

 

赤ちゃんに多い細菌性結膜炎

 

 

細菌に感染したことで発症するこの「細菌性結膜炎」は、乳幼児にもっとも多いものです。
とくに生後6カ月ころからお腹の中や母乳などから得られた免疫力が下がるので、この細菌感染がしやすい環境になります。自分自身の免疫力ができあがってくる2歳ころまでに多いと言われていますよ。

 

重症化もしやすいウイルス性結膜炎

 

 

「ウイルス性結膜炎」は非常に感染率が高く、さらに細菌感染も重なることで角膜が出て重症化しやすい結膜炎です。
発熱やリンパ腺が腫れる、下痢になるなどの風邪に似た全身症状があるのも特徴で、発症から一週間ほどは症状が続いて、それから徐々に改善していきます。
細菌の種類によって治療方法が変わるので、早期に病院を受診することが大切です。

 

特定の季節に出るアレルギー性結膜炎

 

 

強いかゆみと両目の充血、ウイルスや細菌が原因の結膜炎とは違い白い目やにが出るのが特徴なのが「アレルギー性結膜炎」です。
アレルゲンとなるスギやヒノキ、ブタクサなどの季節性の植物以外にも、ホコリやダニが原因のハウスダストや動物などを原因とした通年性の結膜炎があります。
赤ちゃんよりは3歳以降の子どもに以降の子どもに発症することが多いのですが、近年は赤ちゃんも発症することが知られています。

 

プール熱の可能性も

 

 

ほかの結膜炎と同様に目の充血や目やにのほかに、38度以上の高熱が出たり、喉が腫れる、鼻水が止まらない、吐き気や下痢などの症状があると、「プール熱」の可能性があります。
名前の通りプールなどの水場でアデノウイルスが原因の感染症で、夏だけでなく冬でも、プールデビュー前の赤ちゃんや大人でも感染します。
このアデノウイルスは50種類以上の型があり、どれに感染するかで主な症状が変わりますが、多くの場合は高熱と風邪に似た症状、結膜炎などが特徴です。

 

結膜炎の対処法とは?

 

 

赤ちゃんが結膜炎になった場合はどうしたらよいのでしょうか。
お医者さんの指示に従う以外にママができる対処方法を紹介します。
結膜炎は感染するものなので、少し手間でもきちんとケアをして家族への感染や赤ちゃんへの再感染を防ぐことが大切です。

 

異常を感じたらすぐに受診

 

 

明らかな異常を感じたら、迷わず受診をするようにしましょう。
特に初期症状の「細菌性結膜炎」と「ウイルス性結膜炎」は素人では判断がとてもむつかしいものです。
また併発している場合は重症化して視力に異常が残ってしまうこともあるので、早めに病院を受診するのが安全ですよ。

 

手を清潔に保つ

 

 

ウイルス性や細菌性の結膜炎に感染した場合には悪化するのを防ぐためにも、またママを含めた家族への感染拡大を予防するためにも手を清潔に保つことが大切です。
石鹸で手のひら、手の甲、指の間、爪の間を丁寧に洗い、最近ではどの家庭にも常備されているアルコール消毒などでウイルスを残さないようにするとよいでしょう。
手を洗った後に蛇口まわりを熱湯などで消毒するのもおすすめです。

 

爪を短くしたりミトンで保護を

 

 

赤ちゃんは目に不快感を感じたとき、我慢をしたり目を傷つけないようにこすることはできません。
目やその周辺を傷つけないために、爪を短く保つようにしましょう。
また赤ちゃんの手にミトンをはめて保護をするのも効果的ですよ。

 

ウイルス性は家族も注意を

 

 

赤ちゃんの結膜炎の原因となるウイルスや細菌は、大人にも感染します。
赤ちゃん専用のタオルやティッシュを用意したり、個別でごみ袋を用意しましょう。
それ以外にも赤ちゃんの症状がひどいときは、ベビーバスを使っていても避けるか、お湯を毎回交換をしてください。
便から感染する可能性もあるので、赤ちゃんのケアの際には使い捨てのビニール手袋を使うのもおすすめですよ。
ケアの後はしっかりと手洗いと除菌を行うことを忘れないようにしてくださいね。

 

病院は何科を受診すれば良い?

 

 

赤ちゃんの目がおかしいと気づいても、小児科か眼科か何科を受診すればよいか迷いますよね。
迷ったときの判断方法をご紹介します。

 

眼科を受診しよう

 

 

目だけの症状、もしくは目に出ている症状が強い場合は「眼科」を受診しましょう。
他に発熱などの風邪症状がある場合は「小児科」の受診をおすすめします。
とはいえ、判断に迷うときは受診前に病院へ問い合わせてみるのもいいでしょう。

 

自己判断で市販薬を使うのはNG

 

 

市販薬にも結膜炎専用の目薬は出ていますが、原因によって治療方法が異なります。
また感染したウイルスや細菌によっては効果的な抗生剤があれば、抗生物質がなく解熱剤や抗炎症剤だけで様子を見る場合もあります。
市販薬ではどの成分が有効なのかも不明なことも多いので、自己判断をせずにお医者さんに相談をして治療を行いましょう。

 

まとめ

 

 

赤ちゃんの結膜炎についてご紹介しました。
手を清潔にしておく、爪を短くするなど、日頃からできる予防策もあります。
目に異変を感じたときは、目やにの色や赤ちゃんの様子などどのような症状が出ているのか確認しましょう。
自己判断はせず病院へ相談し早めに対処するといいですね。