妊娠中のカフェインはなぜダメなの?母親や赤ちゃんへの影響は?

2020.09.17

 

 

妊娠前は、コーヒーや紅茶をよく飲んでいたというママは多いのではないでしょうか。

しかし、妊娠中は過剰なカフェインの摂取は控えたほうがよいといわれています。

それでも、飲みたくなるときはありますよね。

そこで、今回はカフェインが母体や赤ちゃんに与える影響と、上手な付き合い方についてご紹介していきます。

 

 

妊娠中にカフェインを控えた方がよいのはなぜ?

 

 

妊娠中は、赤ちゃんの成長はもちろん、ママ自身が健康であることも大切です。

そもそも、なぜ妊娠中はカフェインを控えたほうがよいといわれているのでしょうか。

妊娠すると、赤ちゃんを育てるためにママの体にはさまざまな変化が生じます。

そのような中でカフェインを過剰に摂取すると、ママと赤ちゃんの双方に悪影響を及ぼしてしまうのです。

カフェインの過剰摂取が、どのような影響を与えるのかを知っておくことが大切です。

 

 

カフェインがママに及ぼす影響とは?

 

 

気分転換や、眠気覚ましのために欠かせないカフェインには、多くのメリットがあります。

適切な量を飲むことは、心身の健康へとつながりますが、その一方で、過剰に飲みすぎてしまうと健康被害が生じてしまいます。

 

 

ママの栄養が赤ちゃんに届かない

 

 

 

赤ちゃんがお腹の中ですくすく育つためには、胎盤を通してママからたくさんの栄養をもらい、成長しています。

ところが、カフェインを取りすぎると栄養が赤ちゃんへと十分に行き渡らないのです。

カフェインには利尿作用があるため、赤ちゃんの発育に必要なカルシウムや鉄分が行き渡らずに、そのまま体外へ排出されてしまいます。

 

 

早産などのリスクが高くなる

 

 

 

妊娠37週0日から41週6日までを正期産といい、出産するのに理想的な期間とされています。

このころには、赤ちゃんもお腹の中で十分に育ち、生まれるための準備ができます。

しかし、カフェインを過剰に摂取してしまうと、血管を収縮させる作用により、お腹のはりが増えるだけでなく、流産や早産のリスクを高めてしまうのです。

早産になると、赤ちゃんは発達が未熟な状態で生まれてくるため、後に障がいが出現する可能性があります。

きちんと定期的に妊婦健診を受け、早産傾向にないかなど、赤ちゃんの状態を確認することが大切です。

 

 

カフェインが赤ちゃんに及ぼす影響とは?

 

 

カフェインを控える主な理由は、赤ちゃんの成長に悪影響を与えないようにです。

ママが摂取したカフェインは、胎盤を通じて赤ちゃんへと伝わってしてしまいます。

そうすると、赤ちゃんにどのような影響が出るのでしょうか。

 

 

赤ちゃんの発育が遅れることも

 

 

 

赤ちゃんはママからもらう栄養で大きくなります。

カフェインには血管を収縮させる働きがあるため、過剰に摂取すると、赤ちゃんに必要な栄養や酸素を運ぶのを阻害してしまいます。

その結果、低体重児出産などのリスクを高め、将来の健康にも大きな影響を与えしまう可能性が上がります。

 

 

過剰摂取で赤ちゃんに障がいが出ることも

 

 

 

カフェインの過剰摂取は、発達障害になる要因ともいわれています。

赤ちゃんの未熟な臓器では、カフェインをうまく分解できずにそのまま体内に留まってしまうため、脳の発達に支障をきたす場合があります。

そして、脳の発達がうまく行われなかった結果、発達障害などのリスクを持つ可能性が出てきます。

ですが、発達障害の要因はさまざまですので、一概にカフェインによるものとは言い切れません。

 

 

カフェインが多い飲み物や食べ物とは?

 

 

 

ママと赤ちゃんのためにも、摂取量に気をつけたいカフェインですが、どのような飲み物や食べ物に多く含まれているのでしょうか。

身近なものに含まれているので、食べすぎには気をつけましょう。

 

 

コーヒーや紅茶、緑茶などの飲み物

 

 

 

代表的なカフェインを含む飲み物のカフェイン含有量です。

 

・コーヒー(60mg/100ml)

・紅茶(30mg/100ml)

・煎茶(20mg/100ml)

・玉露(160mg/100ml)

・ウーロン茶(20mg/100ml)

・栄養ドリンク(50mg/100ml)

 

コーヒーや紅茶は有名ですが、カフェインを含む飲み物は多数あります。

いずれも飲みすぎには注意したいところですね。

 

 

チョコレートや抹茶フレーバーなどの食べ物

 

 

 

飲み物だけではなく、食べ物にもカフェインが含まれているものがあります。

 

・ミルクチョコレートの板チョコ1枚(10mg/50g)

・ダークチョコレートの板チョコ1枚(40mg/50g)

・抹茶味のスイーツに含まれる抹茶(約5g)

 

甘い物の食べすぎは、糖質や脂質の取りすぎにもなるので注意が必要です。

 

 

妊娠中のカフェインの摂取量の上限は?

 

 

 

どれぐらいの量であれば、安心して飲めるのでしょうか。

世界的に見てもさまざまな見解があるため、その中からいくつか紹介します。

世界保健機関(WHO)では、妊娠中は、コーヒーを1日に3~4杯までにするよういわれています。

一方で、英国食品基準庁(FSA)では、1日に2杯程度というWHOよりも厳しい制限を推奨しています。

またカナダでは、妊娠中には1日に2杯までを理想的としています。

カフェインの摂取許容量には個人差があるため、はっきりとした基準は設けられていないようです。

 

 

適切な量を守ればママのリラックスにも

 

 

 

注意が必要なカフェインですが、上記の通り、完全に除去しなければいけないというわけではありません。

眠気が取れることで頭をすっきりさせたり、ほっと一息つけたりとリラックスをさせてくれます。

気分が晴れないときや疲れたときには、カフェインを取りながら休憩をしましょう。

 

 

不安なときはカフェインレスで代用

 

 

 

飲みたいけど、やはり不安だというときはカフェインレスのものがおすすめです。

日本では、カフェインを90%以上除去したものをカフェインレスと表示しています。

コーヒーの風味や香りはそのままなので、コーヒー好きのママも安心して飲めますね。

カフェインレスのほかにも、同じくカフェインを除去したコーヒーに「デカフェ」と呼ばれているものがあります。

微量のカフェインは含まれているものの、種類が豊富なので妊娠中の強い味方になりそうです。

 

 

まとめ

 

 

 

結果として、カフェインは飲みすぎなければ摂取しても大きな問題はありません。

一切摂取しないというのも、ママのストレスになりかねません。

どうしても気になる場合は担当の先生に相談してみてくださいね。

我慢しすぎず、ほどほどに楽しんでママも赤ちゃんもハッピーに過ごしましょう。