赤ちゃんのあせもの原因と予防・対処法とは?自然治癒する?
2020.06.11
赤ちゃんがあせもになったけれどどうすればいい?
あせもが治らなくて心配。
最近、急にあせもが出てきた。。
赤ちゃんは汗っかきで皮膚がデリケートなため、あせもはよくあるトラブルの1つです。
症状が軽ければ、普段の家庭でのケアで十分ですが、放っておくと悪化する可能性もあるので注意が必要です。
今回は、赤ちゃんのあせもができる原因やあせもの種類、処方法についてご紹介していきます。
目次
赤ちゃんのあせもの原因とは?
あせもができる原因とは、汗が皮膚の中にたまり、汗が体の外に出ていかないことが原因です。
汗には尿酸やアンモニアなどの成分が含まれており、これらの成分が皮膚を刺激して炎症を起こします。
赤ちゃんは汗をかきやすく、大人よりもあせもができやすい傾向にあります。
あせもができやすい箇所は、肘の内側や膝の裏側、脇の下など…
汗が蒸発しにくく、皮膚が擦れ合う箇所です。
おむつのウエスト部分や頭部、背中、首筋などにもできやすいので気をつけて見ておきましょう。
赤ちゃんのあせもの種類
同じあせもでも種類がいくつかあります。
「水晶様汗疹」、「紅色汗疹」、「深在性汗疹」の3つです。
また、あせもの種類によって症状が異なります。
水晶様汗疹
プツプツとした白色の透明感のある水泡が特徴です。
皮膚に汗がたまりできます。気づかないことが多く、ほとんどの場合自然に治るため、特に治療の必要はありません。
赤くなったり、痒くなったりすることはなく、1日〜数日で消えてなくなります。
紅色汗疹
一般的なあせもで、赤いブツブツができるのが特徴です。
皮膚の少し深い部分に汗がたまってできるあせもで、かゆみがありチクチクします。
紅色汗疹ができると、我慢出来ずにかいてしまう事があるので注意しましょう。
また、高温多湿な環境や汗っかきな赤ちゃんによくできる傾向があります。
悪化した場合は、細菌感染が起こることもあるのでよく観察しておきましょう。
深在性汗疹
皮膚が赤くなることはなく、皮膚がもりあがる事が特徴です。
日本ではあまり見ることはないので、普段の生活では心配ないでしょう。
赤ちゃんにあせもができた場合の対処方法
赤ちゃんにあせもができてしまったらどうすれば良いのでしょうか。
基本的には自然治癒するのですが、あまりひどいときは病院に行けば塗り薬を処方してもらえます。
あせもが長引く場合や、さらに悪化している場合には感染症や皮膚病の可能性も考えられます。あせもが痒くて掻きむしってしまうと、肌の表面に傷口ができ細菌が繁殖する恐れがあります。
なかなか治らない場合には皮膚科などの医療機関を受診して相談してみましょう。
普段のケア
赤ちゃんは、汗が汗腺にたまりやすいので、あせもができやすい傾向にあります。
汗をかいたらそのままにせずに、その都度濡れたタオルで優しく拭き取るようにしましょう。
汗を多めにかいているときは、シャワーやお風呂で洗い流すと良いでしょう。お風呂では石鹸や洗剤を使わずに、ぬるま湯で洗い流すくらいで十分です。また、保湿にも十分気を使いましょう。
こまめに着替えを行い肌を清潔に保つ
夏や暑い日にはよく汗をかきます。
汗をそのままにしておくとあせもができる原因となるので、出来るだけこまめに着替えを行うようにしましょう。
また、たくさん汗をかいている場合はお風呂に入れるのも良いでしょう。
汗をこまめに拭き取る
外出先などではそう頻繁に着替えはできませんよね。
そんなときは、汗をこまめにタオルで拭き取ると良いでしょう。
タオルは少し濡らしてから拭き取る方が、汗の成分をきれいに拭き取ることができます。
ただ、肌を強くこすり過ぎるのは厳禁です。赤ちゃんは肌がまだデリケートなため、肌に負担を与えないようにしましょう。
肌を保湿する
シャワーやタオルで汗を拭き取った後は、肌を保湿するために保湿剤を塗るようにしましょう。
肌が乾燥していると、肌のバリア機能が低下し、さらにあせもができやすくなる可能性があります。しっかり保湿をしてあげると、肌が清潔に保たれます。
まとめ
今回は赤ちゃんのあせもができる原因とあせもの対処・予防方法についてご紹介しました。
急に暑くなるとあせもができて心配になりますよね。対処法を知っていればいざという時に役立つかと思います。是非、参考にされてみてくださいね。